派遣期間は恥ずかしくて履歴書に書けない?

派遣というと、正社員になれなかった転職期間中の間の期間。アルバイトと同じような地位の低い立場で、履歴書に書いても役に立たない、そう思う人も多いのではないでしょうか。
そんな謙遜や自分を卑下する必要はなく、派遣も雇用形態のひとつのスタイルであって、派遣だからや、正社員だからといって、特に気にすることではありません。
一番重要なのは、雇用形態ではなく、どんな業務に関わっていたのか、どんなプロジェクトをしていたかが重要になります。職務経歴書にも記載することができますが、履歴書でわかるようになれば理想です。

派遣で勤務していると転職が多すぎだと、誤解されて面接を通りにくい。そんな人は転職するときに困っているかもしれません。派遣だと3カ月や半年などがざらに勤務期間があります。
または、重複して、昼間帯と夜間帯に勤務していて、履歴書にどう書いたらいいかがわからない。多くの仕事に関わっていたということを証明するために、すべて書こうとすると、年月で在籍期間が重なっていたり、はたらか見ても見づらく、面接官などの印象がわるくなるのではないか、そんな風に思う人も多いと思います。

生活スタイルなどで、派遣の雇用形態を選んで仕事しているのに、履歴書のせいで、仕事が続かないなどと誤解されたら損です。このような場合、どうしたらいいのでしょう。
キャリア式で履歴書を書くという方法も、フリーランスや派遣の場合、適した方法です。キャリア式とは、プロジェクトごと、仕事内容ごとに経歴を記載するものです。
職務経歴書でこれらを書くという方法もありますが、そこまで目を通してくれるか不明ですし、履歴書をはじめから書けば、転職回数も多く明記しなくてすみますし、逆に多くのプロジェクトに関わってきたとアピールすることもできます。

キャリア式は職務内容や分野ごとに書く書式です。職務経歴書の冒頭部分に簡単な職歴や職務内容を書きましょう。
関わったプロジェクトごとにプロジェクト名、システム内容、開発規模、使用機種、言語、そして担当した業務範囲や役割などを書くことで、プロジェクトの全体像を具体的にイメージすることができます。業務内容が専門的で文章化してしまうと読みづらくなるなど場合は、表みに整理して書くなどシンプルにまとめることが必要です。こうすることで面接官の印象もよくなり、正当な評価をうけることができるでしょう。