派遣先と面接されるのはありえない?

派遣として働く場合。まず派遣会社に登録者として採用されなくてはなりません。なので、働く人は派遣会社に採用されるために、面接を受けることになります。通常はこれで、就業が可能になるというのが普通の流れですが、派遣の場合、出向される会社にさらに面接を受けなくてはなりません。これは普通のことといえば普通のことですが、働くのに2回も面接を受けないといけないとは、大変ですね。そればかりか、派遣先の企業が面接で選考するというのは違法になります。
派遣先企業が事前に労働者を面接で選ぶ行為は、派遣法に違反しています。
派遣労働の場合、労働者が労働契約を契約を結ぶのは、派遣会社です。
雇用関係が発生するのは、派遣の登録先となる大元の派遣会社と労働者においてのみです。
派遣先の企業と派遣会社の間には契約があります。なので、労働者は派遣会社の所有する勤務者なので、そこから派遣先企業になにかを言う権利はありません。
法律で禁止されており、職業安定法第44条の労働者供給事業の禁止規定違反にあたります。
派遣先が派遣労働者を特定をするという場合、派遣先と派遣労働者の間に雇用関係が成立する、または雇用契約の成否を左右し雇用者としての地位に関与するものです。
法律では面接は禁止されています。ですが、派遣先企業もだれでも採用というよりは、一度顔あわせをしたいというのが本音のところです。なので、各派遣会社は面接のことを顔合わせや、会社見学などという言い方や、微妙に違う表現をしています。
面接と面談などとちがう点は、担当者に一人で会うのではなく、派遣会社の担当者が同席する事です。担当者が、紹介する派遣社員が持つスキルや職務経験を紹介し、即戦力であることを説明します。自分の推薦者が横にいてサポートしてくれるのでありがたいですね。
登録先で面接を受けて、さらに就業先で面接を受けるなんで、2次面接をさせられているみたいで、合格する確率が少なくて嫌ですね。もし、派遣で働いたことがある人が、就業先で面接をかせられたら法律違反です。ですが、なにも顔合わせをしてない状態で、就業をスタートするのはお互い不安な面もあります。実際は、面接が許されているのが常態化しているのが、今の現状です。もし疑問があるなら、登録会社に意義を唱えましょう。