派遣社員ってなにか得することあるの?

派遣社員といえば正社員と比べると非正規雇用なので一つの職場に長く留まれないことや月によって給与の変動が激しいことやボーナスが貰えないなどのデメリットがありますが、正社員にも毎月安定した給与が貰えることや会社内での立場のランクアップや病気になった際、有給休暇でまかなえるなどのメリットがある反面、リストラ、会社の倒産、自分の意図していない転勤など様々なデメリットが存在します。このことから傍から見ていて良さそうなものにも悪そうなものにも絶対に一長一短はあるということになります。そのことを踏まえて今回は、デメリットが多く見られがちな派遣社員のメリットについて話していこうと思います。

派遣社員は、非正規雇用なので一つの職場に長く留まれないのがデメリットと思いがちですが、派遣社員は一つの会社から契約を打ち切られても派遣会社に登録している訳ですから自分で次の仕事を探さなくても派遣会社がすぐ仕事を紹介してくれるので様々な仕事に携われるチャンスなのです。正社員だと会社から立ち去らない限り同じ会社の中で転勤や細かな人事異動などの小さな変化はあったとしても同じ会社で同じ分野の仕事をしていくことになります。一方派遣社員なら短期間で色々な会社で働くことができるので同じジャンルの仕事でも当然会社によってやり方は違ってくる為、同じ分野でも様々な会社の仕事のやり方を覚えられるということになりこれは自分の経験やスキルの中でかなりプラスになっていくと思います。

短期間のうちに様々な職場で様々な仕事ができるということは、自分の頭の中での向き不向きの判断だけではなく、実際に働いてみてその仕事に向いているか向いていないかの判断ができるということになります。正社員だと入社してしばらくたって自分がその仕事に向いていないと判断してしまった時、社内での立場や次の仕事探しの手間などを考えると非常に仕事を辞めづらくそのまま向いていない仕事をやり続けている人は実際に結構います。そう考えると短期間で様々な仕事を体験できる契約社員は、今後正社員を目指すにしても派遣を続けていくにしても自分の天職を探すチャンスが転がっているということになります。

短期間で様々な会社で働くということは、それだけ多くの人と巡り合うこととなります。多くの人と巡り合うということは、それだけ多くの人の意見を取り入れられる事となり自分が今まで感じたことのない感覚や感性が養われることとなります。「自分が尊敬できるな」と思った人に巡り合ったならその人の良いと思ったところを取り入れていけばいいですし、反対に「この人、尊敬できないな」と思った人がいたとしたらその人ただ嫌うのではなく、その人の何処がどういうふうに尊敬できないのか自分の中で分析して自分もそうならないように反面教師にしていけばいいのです。そういった面でより多くの人に巡り会うというのは、それだけ自分の経験値を上げられるということで自分の人生に必ず生きてくるのです。

ここまで派遣社員のメリットを話してきましが正社員の方が安定しているのは事実です。しかし物事には、必ず一長一短があるわけで正社員の方にもデメリットは、存在します。それを踏まえて上記で話した派遣社員である特性を生かして今後の自分にプラスになるような生活を送ってもらいたいなと思います。