派遣とアルバイト、働くならどっち?それぞれのメリットについて

派遣とアルバイトの違い、ご存知でしょうか? もっとも明確で、分かりやすい違いは、その雇用形態でしょう。アルバイトは、企業と直接雇用契約を結びます。それに対して、派遣社員は、人材派遣会社と契約を結び、派遣先の企業に派遣されるので、雇用主と実際に働く会社が異なります。しかし、これを聞いても、実際にどういった影響が出るのか、いまいちイメージしづらいと思います。そこで、今回は、派遣とアルバイト、それぞれの具体的なメリットについて考えていきたいと思います。

派遣は経験を積むにはうってつけ

派遣のメリットとして、まず挙げられるのが、様々な企業で経験が積めることです。直接雇用契約を結ばない派遣だからこそのメリットですね。入社するのが難しい大手企業や、未経験の職種の企業など、正社員やアルバイトでは、なかなか入社できない企業で経験を積むことができます。

お金のことを考えるなら派遣!

企業がアルバイトを雇用しようと思ったときには、様々なコストがかかります。求人広告を出すのにも、お金がかかりますし、入社してからの育成費もかかります。その点、派遣なら、派遣会社が、その企業に適した人材を派遣してくれるため、手間がかかりません。さらに、派遣社員は、即戦力として、すぐに活躍してくれるので、アルバイトに比べ、研修などの費用をカットすることができます。そのため、アルバイトよりも、派遣の方が、時給が高いのが一般的です。

アルバイトなら、長く働ける

アルバイトには、同じ職場で長く働くことができるというメリットがあります。派遣の場合、契約期間は、ほとんどが数ヶ月単位で、更新されたとしても、最長で3年しか同じ会社で働くことができません。そのため、常に仕事が無くなるかもしれないプレッシャーと戦わなければなりません。しかし、アルバイトの場合、問題を起こすなどの明確な理由がなければ解雇されることはないため、安心して同じ職場で働き続けることができます。

自分に合った方を選択することが大切

ここまで説明してきた通り、アルバイトと派遣には、それぞれ異なるメリットがあります。大切なのは、派遣とアルバイト、どちらが良いかではなく、自分に合った方を選択すること。「お金」を重視するなら派遣、「雇用」を重視するならアルバイトというように、自分のライフスタイルや重視するものに合わせて、働き方を考えていきましょう。