大企業の派遣社員vs中小企業の正社員

大企業の派遣社員か、中小企業の正社員。二択を迫られたら、あなたはどちらを選びますか?これは大変むずかしい問題です。どちらを選んでもメリットとデメリットがあります。今回はこの究極の質問にトライしてみようと思います。

大企業の派遣社員」を選んだとしましょう。こちらを選ぶことで得られるメリットとしては、「労働条件(賃金や社内環境など)に恵まれた大企業で働けること」「うまくいけば数年後に派遣社員から正社員へ登用されるかもしれないこと」などが挙げられるでしょう。一方デメリットとしては「大企業ではあるが結局派遣社員なのだから、いつクビを切られるか分からない不安定な生活を送らなければならないこと」「いくら働いても昇給・ボーナスは得られないという意味でモチベーションの維持が難しいこと」などが考えられます。

続いて「中小企業の正社員」を選んだとしましょう。この場合のメリットは「派遣社員では無く正社員だから、生活の安定を得られること」「中小企業で様々な仕事のスキルを身につけ、自身のキャリアアップにつなげることが出来ること」などが考えられます。一方デメリットは「中小企業の一部は賃金・待遇などが悪質ないわゆる『ブラック企業』であるため、そういった会社だった場合、心身共に疲弊すること」「長年不況が続く状況下で、中小企業が将来的に倒産しない保証は無いこと」などが挙げられます。

大まかに両者のメリット・デメリットを概観したところで、もう一度考えてみます。大企業の派遣社員と、中小企業の正社員、どちらが良い選択肢なのか。こればかりは個人によって解答が分かれるところではありますが、私の答えとしては「大企業の派遣社員」を推します。ここからはあくまで私個人の意見として読んで欲しいのですが、「派遣社員と言っても大企業で働くことで得られる経験・スキル・肩書は、契約を打ち切られた後の人生に役立つ可能性が高いこと」「今のご時世、正社員だからと言って安定的とは言い切れないこと」といった理由から、大企業の派遣社員を選びました。もちろん、あなたが中小企業の正社員を選んでいても咎めることはありませんし、逆に私と同じく大企業の派遣社員を選んだとしても、これが正解かは分かりません。無責任ではありますが、あなたが選んだ答え、それが正解だと思って進むしかないのではないでしょうか。